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ハイスタンダード。

高校1年の夏に「MAKING THE ROAD」が発売になった。

その頃、日本で起きていた、パンク/メロコア/青春パンクのブームの波は

そのあと少しで最高潮に達することになる。

そういう僕も発売日にMAKING THE ROADを買った。

深夜の音楽番組で「STAY GOLD」のPVが流れ、心躍った。

放課後、校内を歩いていると、上のほうの部室から

New lifeやらplease please pleaseやらを弾くバンドの音が毎日聴こえていた。

Pizza of deathTシャツはステータスで、

白いYシャツの下にこぞって着ていた。

文化祭にはコピーバンドが乱立し、

高校3年の夏まで、毎年、みんなハイスタを演奏していた。

 

高校3年の秋ごろになるか。

洗濯洗剤のCMでモンゴル800が流れると、

学内の旬はモンパチに変わった。

モンゴル800を聴いているやつ、知っているやつがトレンディーになった。

と同時に、ハイスタは古い、というような風潮が出始めたのだ。

 

その風潮は日に日に表へ現れ始め、

高校3年の卒業ライブでは、みなこぞってモンパチをやっていた。

誰かがMCで、「あいつハイスタとかやってたよな」と言っていて、

言われた方は恥ずかしいような顔をしていた。

ハイスタがなぜ恥ずかしいのか。

その時、少し違和感を持ったのを覚えている。

だって、みんなレスポールのPUセレクターにガムテープ貼ってたじゃん。

寒いプールの日に、震えながら意味もなくSATURDAY NIGHTをなぜか歌ってたじゃん。

だが、その場ではハイスタが過去の産物になっていた。

客席の後ろのほうにいた僕から見て、

フロアにいた客のTシャツにpizza of deathはなかった。

 

 

東日本大震災があり、ハイスタの3人がメッセージを配信した。

その行動はどんどん大きくなっていき、

AIR JAMCDとなって私たちのところに発信されている。

その姿を見て、あの3人なら日本を変えられる、と思った人は多いだろう。

特に僕たちの世代は背筋が震えたはずである。

忘れていた何かに火がついたような感じ。

高校生の頃、放課後に流れていたあの風景がプレイバックしたような熱を

SNS上で感じた。

 

そんなハイスタンダードが、来月新しいアルバムを発表する。

きっとたくさんの人が待ち望んでいただろう。

そして、再生するだろう。

あの時、ハイスタを恥ずかしく思った同級生たちはどんな気持ちで聴くのだろう。

再ブームと思い、きっと興奮しながら聴くだろう。

そう思う。

でも、ハイスタは何も変わっていない。

MAKING THE ROADはいまだってSTAY GOLDしている。

 

だから、ブームなんてものはろくなものじゃない。

恥ずかしいのはブームに惑わされている私たちじゃないか。

 

 

 

 

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など


日本酒がずらっと並ぶお店だった。

酒をほとんど飲まないため、銘柄と産地だけを見て、楽しんだ。

珍しく、居酒屋に居た。

 

食事もおおかた終わるころに、話題はストレスについて移行した。

ストレス、貯めてません?酒も飲まないんじゃ、疲れるでしょう。

そう言われて、いやいや、なんて答えていたら、

ストレス解消法について各々話すことになった。

 

そういえば、ストレスがない。

いろいろなものがストレスにならないのだ。

それは、それで寂しいことだ、と思う。

すべてを諦めているように見えるからだ。

では、何をしている時に気持ちが落ち着くか思い返してみる。

 

夏野菜で作る「だし」という料理を作るときと

毎日着替えてばかりいるTシャツを洗濯し、干しているときだと

わかった

 

「だし」は、とにかく野菜を細かく切るのがよい。

楽しいというより、無心になれるのだ。

麺つゆを入れて、しばらくして、野菜から汁が出てくるのも、よい。

洗濯は汚れをとるのがよい。

着替えから、洗濯、干し、畳み、まで全部気持ちがよい。

 

 

なんてことをドキドキしながら話したら、

料理と洗濯なんて、ストレス貯まるだけじゃーん、で終わった。

 

わかってくれないよなぁ。

歩み寄ってくれないよなぁ。

あ、ストレスじゃないか。

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など


毎月1日と15日にコラムを更新している。

815日のコラムにいつか戦争について書こうと決めていた。

 

815日は終戦の日だ。

お盆が近づくにつれ、さまざまなところで戦争について話を聞く。

風化させないために、変わらない事実を残すために。

今年は731部隊とインパール作戦について特集したNHKスペシャルを観た。

 

731部隊のことは高校の授業で世界史の先生に教わった。

黒い太陽という映画をみんなで観た。

驚愕した。

しばらく、というか、今でも鮮明に映画が眼に焼き付いている。

インパール作戦については、その詳細をこの夏初めて知った。

 

どちらも眼を伏せたくなるくらいの内容だった。

すでに知っていることもあったが、

初めて気づくこともあった。

 

 

たとえば、

今でも日本の歌をうたえる方。

日本兵と話した笑い話を語る方。

戦争とはいえど、歴史の教科書では教えてくれない

小さな、小さな、やり取りがやっぱりあったんだなぁと思った。

その一方で、

日本軍の中で起きていた理不尽な命令、

お金のやり取り、

といったものもいくつか知った。

教科書には載らない事実だが、

教科書に載ることがすべてではない。

どれもすごく興味深かった。

やっぱり、観てよかった。知ることができてよかった。

 

 

そして、今の日本も変わらないところがあると思った。

すごく近いところで同じようなことが起きている。

変わっていないところが、ある。

 

そう思ったら、

夏が、

蝉の声が、

去年とは違う景色に映ってみえた。

 

 

 

 

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など


夏に怪我をした足指が再び化膿し
ここ最近は病院通いであった
祖父と同じ名前の外科の先生はズバズバと言葉を発する人で
一見乱暴に見えるが、そのとおり治療についても荒療治である
ただ、たまに会話に見える気遣いや言葉遣い、包帯の巻き方を見ると
ただ単純なそれではないと思え、どっぷり信頼し身を委ねている

病院へ向かう曲がり角に昔ながらのスーパーマーケットがあって
その横に自動販売機が屋根の下に並んでいるのだが
いつも、夕方通るたびに
そこのベンチでお爺さんたちが飲み会をしている
スーパーで焼き鳥やら、レンコンやらを買い、
ワンカップと缶ビールで毎日宴がおこなわれているのだ
近所迷惑には変わりないが
限られた中で、すれすれのところで集会を楽しんでいる様には
なんだか微笑みを感じてしまうのだった

びっこをひきながら痛い治療に向かう憂鬱を
そう感じさせなかったのは
きっとあの宴があったからだ、と思う
雨の日も、薄暗くなった時も
来る日も来る日も
おこなわれている宴。あぁよかった
救われた気持ちになった

それにしても
あの人たちはいつも何時まで呑んでいるのだろう

 

 

※このコラムは2008年11月16日のyuki-s think tankに掲載したものを加筆したものです。

 

 

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など


しょうが焼き

 

小さいころ、豚のしょうが焼きにマヨネーズに付けて食べるのが好きだった。

マヨネーズは一緒に盛られたキャベツのためのもの。

しかも、付けるなんて身体に悪そうじゃないか。

付けたいと言えば、怒られるに決まっている。

お肉にマヨネーズを付けるのは、だから、親にばれないようにそっとおこなっていた。

 

しょうが焼きは好物のひとつで、

家を出てからは、帰省するたびに食卓にあがる食べ物だった。

ある年の夏に帰省したところ、その日もしょうが焼きが用意されていた。

しかも、プレートにマヨネーズが盛られているではないか。

 

え、と思わず漏らすと、

好きでしょう、付けるのが、と母。

すべてお見通しだったわけだ。

そう言われた時の恥かしさったら、ない。

しかも、マヨネーズを付けて食べることは、身体に良いはずがない。

 

 

私はそれ以降「やさしさ」について考えている。

マヨネーズを盛りたい母の気持ちもわかる。

子を持ったから、余計わかるのだ。

でも、それは「やさしさ」ではない。

 

やさしさは難しい。

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:食べちゃいました・・・


こういった活動をしているだけで、

才能がオアリナンデスネ、

歌まで歌えてウラヤマシイデスネ、と言われることがある。

 

もちろん、音楽や文筆の才能はない。

はっきりと、それは言える。

それは周りにゴマンといるからである。

溢れだすアイデア、思いがけないコード進行、存在が放つオーラ。

そういう音楽や文筆の才能を持った方々とは、明らかに違うのだ。

 

週刊少年ジャンプに「花さか天使テンテンくん」、という漫画があった。

内容はうろ覚えだが、

人は誰でもサイダネという「才能」があって、それを自分で開花していく、

という話である。

才能のことを言われると、いつもこの話を思い出す。

 

では、私には何の才能があるのか、考える。

うーむ。

あるとするならば、それは「好きなことを馬鹿みたいに信じ、続けていられること」だろう。

誰のためでもなく、誰かに求められているわけでもなく、

ただ、やりたいから続ける。

好きなことに、ずっと「好き」を持ち続けるということ。

 

それが本当に才能であるならば、

少なくとも、才能とはきっかけであって、それですべてが完結できるわけではない。

それを活かすかどうかはその人次第ということ。

 

じゃぁ、私の才能なんて、すごいことでもなんでもないじゃないか。

でもまぁ、音楽と文筆というもモノに出会えてよかった、と思う。

 

 

 

 

JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など


先日、大阪まで行くことがあり、一人新幹線に乗った。

駅のホームで買ったお弁当にわさび漬けが入っていて、

一瞬、心躍った。

 

そういえばわさび漬けはあまり得意ではなかった。

辛いし、しょっぱくないし、取りにくいし。

どちらかといえば、嫌いであった。

でも、久しぶりだったのだ。

ふいに見かけた同級生のように、ドキドキした。

子供のころを懐古しながら、口に運んだ。

 

時間がたって、変化して、

好きになったり、嫌いになったりすることがある。

 

たとえば、音楽。

やっぱり、音楽を例に出して申し訳ないのだが、

キセルの音楽はあまり引っかからなかった。

リズムも打ち込みだしなぁ、バンドでもないしなぁ。

周りが騒ぐほどではないと思っていた。

 

2010年に「凪」というアルバムが出て、

そこでピーンときた。

買った。

そして、心をもっていかれたのだった。

そこで初めて、あの兄弟がやりたいことがわかり、

過去のCDを聴きなおした。

案の定、どっぷり飲み込まれたのだった。

 

音楽だけでない。

南伸坊の「李白の月」を読んだ時も同じだった。

そういえば、BOSSの缶コーヒーもそうだ。

無地のTシャツもそうだ。

好きになった数々。

 

時間がたって、変化して、

好きになったり、嫌いになったりすることがある。

それはきっと受け手である自分自身の変化だろうし、

発信する側の進化もあるだろう。

歳をとって、嫌いになったことや億劫になったことも増えた。

胃もたれするから食べられなくなったものもでてきた。

 

だから、

好きだ、嫌いだ、最高だ、ボロカスだ、なんていうのは

その時のその人の感想であって、

あまりあてにならないのだ。

なーんだ。

うぬぼれず、落ち込まず、一つずつやっていくのだ。

 

わさび漬けは美味しかった。

美味しさがわかる歳になったということにしておこう。

 

 

 

 

JUGEMテーマ:食べちゃいました・・・


※今回のコラムは、先日YOUTUBE「カウチポテトchannel」にて公開しました曲の歌詞を掲載いたします。

 

カウチポテトchannel

 

https://www.youtube.com/channel/UCpg8d9lqugJUmfR6Rh8aHPw

 

 

 

耳たぶと猫  (2007)

 

 

 

人の耳たぶばかり見て 人の行く末を占う

何も根拠もないくせに とても無礼な君のクセ

 

明日の道は切り開くものだと

たくましい一言で僕の肩を叩いて笑っていたけど

 

占いなんて信じないって豪語していた

あなただったけど

案外君も弱虫なんだね

まだ見ぬ明日に不安を抱えてるんだね

 

身丈以上の壁のぼり 身丈以上の屋根にのる

そのくせ一人で降りられない なんて

とても無茶な君のクセ

 

タカビシャな態度

 

食事がなくても びしょ濡れだとしても

ちっとも鳴かない あなただったけど

案外君も泣き虫なんだね

寂しい気持ちは人も猫も変わらない

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日常


本を読みふけった高校生のころに、いくつかエッセイを書いたことがあって、

その中に「孫の手」に書いた随筆がある。

かゆいところに手が届かないのは

人間の弱さではなく、人に触ってもらうからだ、というもので

どこかの教えに似たようなことを書いているのだが、

以来、背中に薬を塗ってもらう時は家族に頼んでいる。

 

かゆい、という感覚は、小さな小さな痛みのことらしい。

蚊は血を吸うために人間に麻酔を打つ。

麻酔はかゆみになる。

何故、かゆくする必要があるのだろう。

 

何分、蚊のことはよくわからないが、

先日の、5月にはあり得ない真夏日の影響で、早速左手を刺されたのだ。

かゆい夏が始まる。

 

※テーマ「かゆい」

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日常


小学生の時、給食で白米が残ると、

担任の先生がおにぎりを作ってくれた。

使うのは丸美屋のたまごのふりかけで、

先生の机の引き出しにいつも入っていた。

たまごのふりかけは珍しくない。

でも、そのおにぎりはとても人気で、

皆、こぞって食べていたのを覚えている。

 

おとなのふりかけが世に出たときは、

CMの斬新さもあって、たくさん食べた。

大人もふりかけで食べていた。

 

息子の保育園では、週末になると給食にふりかけがつく。

スパゲッティの日も、うどんの日もふりかけがつく。

どんなふりかけをかけるのか、訊いてみようと思う。

 

でもやっぱり、ふりかけと聞くと、小学校のおにぎりのイメージが強い。

今も、たまにたまごのふりかけをかけている。

大人になったから、今度は自分の机の引き出しにしまっている。

 

※テーマ「ふりかけ」

 

JUGEMテーマ:日常